国際スプリングスクール‐環境学分野‐2017開催

スーパーグローバル大学創成支援事業“京都大学 ジャパンゲートウェイプログラム 環境学分野”および、平成28年度ワイルド&ワイズ共学教育受け入れプログラム事業による短期国際教育プログラムとして、平成29年2月22日~3月16日の23日間に渡り、国際スプリングスクール‐環境学分野‐2017を開催しました。

今年は、公募と厳選な審査の結果、提携大学(コーク大学、カリフォルニア大学サンディエゴ校、リール第1大学、ルーベンカトリック大学、モデナ大学、マヒドン大学、カセサート大学、国立台湾大学、フエ農林大学、ハノイ理工大学、ボゴール農業大学)および京都大学から、12か国15名の大学院生が参加しました。

本プログラムは、「エネルギー、グローバル化、都市と農村、持続可能な社会」をテーマに、多様な研究分野、多国籍の視点から、英語によるグループディスカッションをフィールドや講義などプログラム全日程を通じて実施しました。担当部局である地球環境学堂からは、30名の教員が特別講義、研究室セミナー、分析指導、フィールド研修の引率に参画し、環境学の多様な研究成果を提供しました。また、リール第1大学から大気化学の教授を招聘し、特別講義を開講しました。

中心課題の一つ「エネルギー」については、、特に原子力発電に関して、福島避難住民の視点、海産物の安全性についての科学者の視点、原発を推進する側の視点と、それぞれの見解について講義と施設訪問から学ぶ機会を設け、単なる学術の視点にとどまらない社会的な側面についても深く学びました。また、農村地域の現況については、京都・和歌山の山村、漁村の訪問を経て、地域産業の変遷、資源の変容、過疎化地域の在り方(移民受入、伝統知の活用、趣味的な生業)について、各国の事例や価値観も踏まえた活発な議論を実施することができました。また、環境学のアプローチである分野横断的な取り組み・研究についても、多分野の教員、異分野の参加学生との共同プログラムのもと、理解を深め、新たな研究への着想を得る機会にもなりました。

本プログラムは、英語のみで実施しましたが、日本人学生、アジアの学生のみならず、欧米から参加学生においても、実践的なコミュニケーション能力やディスカッション能力の向上、グループワークの作法の習得など、有益だったとの声が多数聞かれ、グローバルスタンダードの中でのコミュニケーションを学ぶ良い機会となりました。

また、山村での地域住民との触れ合いや京都の伝統文化の体験など、学術だけにとどまらない貴重な経験、多様な学びの機会を提供しました。

学堂での特別講義の様子

丹後での冬季山村での農業・生態系に関する実習の様子

丹後での村の方との交流事業(餅つき)の様子

和歌山での気候・土壌・森林に関する実習の様子

和歌山・山村での備長炭窯見学の様子

舞鶴での乗船実習・海洋生態系の研修の様子

グループディスカッションの様子

プログラム修了証書授与式後の様子

 

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